【熊本・遺品整理】一軒家を相続する前にしたいこととは？

家族と話し合うこと

遺品整理は、感情が高ぶりやすい作業です。そのため、事前に家族との話し合いをしておくことが大切です。相続の発生が予想される場合、家族内で収納場所や遺品の所有、処分方法などを話し合い、共有しておくことで、後のトラブルを防げます。

遺言書を作成してもらう

親が元気なうちに、誰が家を継ぐのかを決めてもらい、遺言書を作成してもらうことは非常に重要です。

遺言書がない場合、遺産を相続人間で話し合って分けることになります。このとき、話し合いがうまくまとまらずに裁判にまで発展するケースも少なくありません。相続手続きや遺産分割をスムーズに行いたい場合は、親に公正証書遺言を残してもらいましょう。

売却などに活用するため

一軒家を相続した後の遺品整理は、売却などに活用するための重要な工程となります。遺品整理が適切に行われないと、相続した家を売却できない、あるいは売却価格が下がるリスクもあります。そのため、遺品整理を行い、一軒家の価値を維持することが大切です。

相続財産の把握をするため

相続した一軒家の遺品整理を行う理由の一つが、相続財産の把握です。遺品整理を通じて有形資産だけでなく、不明瞭になりがちな無形資産を正確に把握することは非常に重要です。

重要な書類を見つけるため

一軒家の場合、長年生活した結果、各部屋に物が散乱しています。その中から、重要な書類を見つけるのは難易度が高いです。しかし、遺言書などが後から見つかった場合、それまでの相続手続きは無効となり、やり直しが必要になる可能性があります。そのため、遺品整理中に重要な書類を見つけなくてはなりません。

相続人全員と予定を合わせたうえで行うこと

遺品整理を行う際、一軒家には多くの部屋や物があります。そのため、一人で行うのは時間も労力もかかります。また、価値ある遺品や思い出深い品をどう処理するかについては、相続人全員の意見が必要となることがあります。そこで重要なのが、遺品整理を行う日程を相続人全員で予め調整し合うことです。相続人全員が参加することで遺品についての意見を出し合ったり、労力を分散させたりすることが可能となります。

近隣に迷惑がかからないよう配慮すること

遺品整理中の騒音やゴミなどで、近隣住民に迷惑がかかることもあります。そのため、以下の点に注意しましょう。

・日中の作業

騒音が出る作業は日中に行い、早朝や深夜の作業は避けるようにしましょう。

・ゴミの処理

大量のゴミが出る場合、その処理方法を事前に確認しましょう。自治体のゴミ収集サービスを利用するか、専門業者に依頼するかを決めておくことをおすすめします。

・周辺への挨拶

事前に近隣住民に挨拶をしておくと、理解を得やすくなります。